治療説明を受けたその日から免疫抑制剤『プログラフ』を中心に治療を始めることになりました。
治療が始まり副作用が出ないか確認するため数日入院が必要となりました。結果、10日間の入院となりました。その間仕事から離れ、規則正しく生活を送ったこともあり、徐々に体の軽さを感じるようになりました。倦怠感がない体ってこんなに楽だったのかと実感したのです。だるい、関節が痛いことが当たり前になっていたのでしょう。「このくらい、大したことない」と自分の体からの訴えを蔑ろにしていたのだと感じました。
看護師をしていますのでSLEや免疫抑制剤の知識も一般の方よりもあります。治療すればコントロールできる病気であることも理解できています。しかし、知識があるからこその、最悪の状況(腎不全による透析導入など)になった時が想像できるために怖かった。
今後の自分の生活はどうなるのだろう…果たして看護師の仕事もいつまで続けられるだろう…と不安な日々を送っていました。常にネットやブログを読み漁っていました。
たくさんの人の闘病記録などを読んでも、それぞれ病状も違うし、取り巻く環境も違います。参考にはなるけれど、私と同じ状態ではない。私の気持ちが分かるはずもない。私の体がどのようなっていくかも分からない。考えても仕方ない…良い状態を保つように対処していくしかないという結論に至りました。
本当に病気のことを受け入れることができたのは、数年かかったように思います。
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